EXCEL帳票はなぜ時間泥棒なのか?

今から25年ほど前にマイクロソフトからWindows98がリリースされました。
政府支援により、日本中でコンピュータ教室が繁盛し、多くの人がPCを扱えるようになりました。
そのことが、企業の生産性向上に寄与したのは間違いない事実でしょう。
エンドユーザーコンピューティングという言葉がEXCELとともに当たり前の言葉で受け止めらるようになったのもこの頃からです。

その中で、「帳票」は、従来の基幹システムにおいて重要な機能の一つであり、コンピュータが弾き出す様々な有益情報を表示するための最大の手段でした。そのシステム帳票では、あらかじめフォームを作成する必要があります。
しかし、フォーム作成は高額です。そして、「高額だから開発会社に細かいところにこだわって指示することになりがちです。

一方、日常業務において発生する様々なデータを、ただ見やすくするためだけに必要な帳票もあります。
しかし、そのような帳票は、フォームの作成にかける費用も時間も勿体ないため、エンドユーザコンピューティングとしてEXCELで作成するのが簡単便利であり、オフィスの定番となっています。

コンピュータが出力するこれらの帳票によって、手書きの帳票を使っていた頃より、ホワイトカラーの生産性が向上したのは事実でしょう。勿論、世界中、同じように。
しかしながら、そんな中、最近日本のホワイトカラーの生産性が他国と比べてかなり低いと言われています。

その原因の一つとして、日本はコンピュータシステムの維持管理の投資金額に比べて、新規のシステムへの投資金額が先進国の中ではかなり低く、新たなイノベーションへの投資がされていないと言われていることが挙げられます。

コロナの時代になって諸外国とのデジタル化の比較が報道されており、遅れているのが露呈したのは事実でしょう。
今後少子化が進み、人手不足がさらに深刻になるのは明らかです。だからこそ、今まで以上に、一人一人の生産性を上げる必要に迫られてくるでしょう。

その生産性向上を阻んでいる物の1つが、一回限りのEXCEL帳票です。

事業の差別化を図りたい企業にとって情報の利活用は重要な課題であり、情報を整理するための、多品種少量生産的、または受注生産的な帳票は、益々重要性を増すことになるでしょう。

情報をわかりやすく整理するために、罫線張りや、見た目を修正することは当然必要ですが、その作業をコツコツEXCELで手作業すると、一体どれだけの無駄を生むでしょうか? 一人一日当たりの作業時間は僅かかも知れません。しかし、従業員数や日数を掛け算すると企業あたりで見れば馬鹿にならない無駄時間ではないでしょうか。大手の企業ほどその無駄は大きいと思われます。

ここが、生産性向上のための1つのポイントです。

なんの疑いもなくその一回限りのEXCEL帳票を続けていませんか?
知らず知らずしている一回限りのEXCEL帳票、それこそが時間泥棒です。
その気づきがホワイトカラーの生産性向上につながると信じてこのCSVラポを提案します。

データベースに集められたデータから機動的に取捨選択したデータを合理的に判断するためにはEXCELでの手作業が不可欠でした。
CSVラポは、それを自動化することができる、今までになかったツールです。
データは企業の財産です。それを有効に活用するためには分かり易く表示することが不可欠です。
CSVラポは必ずこの生産性向上に役立たせていただけます。

株式会社アイ・コン
代表取締役  石原 康司

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